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砥石は鈍くなったらどうします

2024-04-07

研削プロセスでは、摩擦や押し出しの作用により、砥粒のエッジや切れ刃が徐々に丸くなり、鈍くなります。また、硬い材料の研削では、砥石の気孔に切屑が埋め込まれることがよくあります。

砥石の表面が詰まり、最終的には砥石の切れ味が失われます。このとき、砥石とワークとの間にすべり現象が発生し、振動や騒音が発生して研削効率が低下したり、面粗さが悪化したりする場合があります。

同時に、研削力や研削熱の増大により変形を起こし、研削精度に影響を与えたり、研削面に焼けやヒビを発生させたりすることもあります。

さらに、砥石の不均一な硬度と砥石の異なる作業条件により、砥石面の摩耗が均一ではなく、各部分の砥粒の数が異なり、その結果、砥石の無駄ロスが発生します。

そういう時、砥石をドレッシング(目直し、目立て)・ツルーイング(形直し)する必要があります。この文章は主にドレッシング(目直し)を紹介します。

ドレッシング(目直し)は砥粒の突き出し量を調整したり、鈍くなった砥粒を新しい切れ刃を露出させたり、砥石表面粘着したもの(目詰まり)を除き取ったりする作業のことをいいます。

ドレッシング方式は何種類ありますか

砥石のドレッシングには一般に単石ダイヤモンドドレッサー・ダイヤモンドドレススティック、ダイヤモンドローラー、研削、転がり砥石が含まれます。

単石ダイヤモンドドレッサー

旋削ドレッシング方法:

単石ダイヤモンドドレッサーは (細かく砕けたダイヤモンドで作られたダイヤモンドドレッシングブロック) 最も一般的に使用されるドレッシング方法です。

刃物台に取り付けられたダイヤモンドドレッサーは、通常、垂直方向、水平方向ともに5°~15°程度傾いています。 ダイヤモンドドレッサーと砥石の接触点は砥石軸より0.5~2mm低くし、ドレッシング中はダイヤモンドドレッサーを低速で均一に送りさせる必要があります。

ドレス後の表面粗さが小さいほど送り速度は遅くする必要があり、例えば表面粗さをRa0.16~0.04ミクロンにする場合、ドレッシング送り速度は50mm/min以下にする必要があります。

往復ドレッシングを繰り返し、一般的に総ドレッシング量は片側0.1mm程度です。 粗ドレスの切り込み深さは0.01~0.03mm、仕上げドレスの切り込み深さは0.01mm未満です。

ダイヤモンドローラードレッシング方法:

ロータリーダイヤモンドドレッサーはローラーの表面にダイヤモンド粒子を埋め込みメッキ又は粉末冶金方法を採用することで作られ、一定の速度で回転させる(ローラーと砥石の相対速度を下げる)ことにより、高速回転する砥石の表面に研削効果と転がり効果が生じ、砥石はローラーに合わせたシャープな加工面が得られます。

ロータリーダイヤモンドドレッサーは製造が複雑で高価ですが、耐久性があり、単石ダイヤモンドドレッサーよりドレッシング効率がはるかに高く、特殊な形状砥石の表面(ネジ、ギア、タービンブレードのほぞ歯等)を量産ドレッシングに適しています。

Moresuperhard には、CVD ダイヤモンドロータリードレッサー、手持ち型ダイヤモンドドレッサー、ニッケルメッキドレッサー、プロファイルローラードレッサー、多石ダイヤモンドドレッサー、単石ダイヤモンドドレッサーがあります。自動車エンジン、機械産業、ロボット部品、タービンブレード、自動車バルブ、クランクシャフト、縫製産業、タービンブレード 、カム研削、ベアリング産業、ボールジョイント等の業界に使われています。

WAドレッシングストーン

研削砥石によるドレッシング方法:

ドレッシングの目的を達成するため、低速及び高速の炭化ケイ素砥石を使用して研削を行っています。

転造法によりドレッシング方法:

砥石のドレッシングは転造法により行われ、砥石は減速しながら1~2m/sの速度で転がり砥石(材質:金属、超硬、砥粒)を回転させます。 転がり砥石は砥石に3~5MPa程度の圧力を加えて砥石表面の鈍くなった砥粒を砕いたり、脱落させたりします。この方式でドレッシングされた砥石は、切れ味が良く、コスパが良いが、被研磨物の表面粗さが粗く、転がり砥石が摩耗しやすく、寿命があまり良くないです。