ドレッシングスピードの選択
研削砥石をドレッシング必要な理由
研削工程中、砥石の状態は研削結果に直接影響します。 こういう状態は砥石の切削力や形状の変化に関わっています。
Moresuperhard は、単石(シングルポイント)ダイヤモンドドレッサー、 マルチポイントダイヤモンドドレッサー、ダイヤモンドロータリーローラードレッサー等さまざまな砥石をドレッシング用のツールを提供できます。何かドレッシングについての問題があれば、どうぞお気軽にお問い合わせください。
砥石の切削力低下の主な原因は何ですか?
絶えずの研削につれて、砥粒のエッジとコーナーが徐々に丸くなります。これを目つぶれ形と呼びます。 この時、砥石の自生作用は時間内に機能せず、切削力が低下し、研削効果に影響をもたらします。
特に粘性材料(粘りや靭性があり、切り屑が排出づらい素材です)研削の場合、研削中に切り屑がたくさん出ます。 砥石の気孔が十分に大きくない又は気孔率が低いと、切り屑が気孔を埋めやすくなり、目詰まりを引き起こします。 その結果、ホイールはつるつるになり、切削力が失われます。
研削につれて、歪みが生じ、、砥石の真円度が徐々に失われ、砥石の研削面がスムーズなくなります。これは、 研削時のたわみや研削効率の低下等の原因となります。
この時、研削砥石の研削力または真円度を回復するために研削砥石をツルーイング(形直し)とドレッシング(目直し)する必要があります。 しかし、加工中は砥石が高速回転するため、砥石の切削力が落ちたのか、凹凸があるのか肉眼では直接観察できません。 でも、切削力が失われると、加工物に多くの研削現象が発生します。目つぶれや目詰まりによる切削力低下、摩耗による凹凸はそのまま研削結果に反映されます。 以下の現象が発生した場合、砥石をドレッシングする必要があるかどうかを判断できます。
- すべり:タイヤのトレッドパターンが削られ、摩擦力がなくなることと同じく、砥石が切削力を失い、研削面が平らになって、すべりが発生しやすくなります。
- 振動と騒音:摩擦がなくなるため、砥石表面が工作物に効果的に接触できず、さらに砥石の真円度が失われ、凹凸が発生すると、振れと騒音という問題が続出します。
- 加工物の表面に引っ掻き傷や異常な研削痕:砥石の自生作用が低下すると、加工物の表面に引っ掻き傷又は異常の研削痕が出るかもしれません。
- 寸法精度:寸法精度の低下は、砥石の切削力が著しく低下していることと繋がっていて、早急にドレッシングする必要があります。
- 焼け:こういう状況は切削力低下が最も深刻な状態で、目詰まり気孔の閉塞により切削力がなくなった場合に多く発生し、早急にドレッシングする必要があります。
ドレス速度が速いのほうがいいか遅いのほうがいいか、時々このような質問をするお客様がいます。人の概念にやはり速度が速いの方がいい、これで研削力が良くなるのです。でも、ドレス速度が速いとホイール表面の刃先間隔が大きくなるため、仕上げ面を良くしたいと、ドレッシングスピードを下げる必要があります。目的はホイール表面の刃先間隔を小さくし、仕上げ表面をより平滑することです。
つまり
ドレス速度速い場合:面粗さは悪い、切れ味は良い、加工精度が悪い
ドレス速度遅い場合:面粗さは良い、切れ味は悪い、加工精度が良い
実際に、一個一個の砥粒は刃先のようなものであり、研削中に実際に機能する部分です。 砥粒が鈍くなると、ドレッシングして、鋭い刃先を露出させる必要があります。ドレス速度が速いほどホイール表面の刃先間隔が大きくなり、仕上げ面が悪くなり、切削力が良くなります。ただし、ドレッシング速度が速すぎると問題が発生することもあります。