切削ツール研削中に生じたチッピングの原因はいくつあるでしょうか
私は入社2年ちょっとですけど、御客様が提出した色んな研削問題又は他のご要望の前に、まだまだド新人です。今日、社内勉強会で先輩はとある質問を投げ出しました。
チッピングがどんなことにかかっていますか
その後で、自分でネット調べたところ、チッピングは切削ツールを研削中に生じたチッピングと切削加工中生じたチッピングに分けられていることに気づきました。今まで知らなかったです。
もちろん、この2つのチッピングが起こる原因も違います。今日はこの文章で切削ツールを研削中に生じたチッピングの原因を紹介します。もちろん、この文章は先輩に改訂してもらった後のです。
1
研削ホイールグリットの選択。切削ツールの研削に向けて、もし不適切のグリットを使うと、望んだ仕上げどころか、ひどいチッピングになるかもしれません。一般的に、もともと細目のホイールを使うべきだけど、実際に荒目のホイールを使ってしまった場合を指します。
2
ビトリファイドボンドとダイヤモンドパウダーの混ぜるプロセスに、砂等の顆粒が入ったり、違うグリットのダイヤモンドパウダー(一般的にもとのと比べて大きめの)が入ったりしたら、不良チッピングが出てしまうかもしれません。
3
ホイールの振れにも大きく関わっています。で、この振れはホイール作る過程で動的バランス作業が良く取れないこと、ホイールの平面度、ホイールの正しくない取り付け、砥石軸のひどい摩耗等に関わっています。
4
砥石が鈍くなく、切れ味がよくなくなった時、研削が摩擦となり、生じた摩擦抵抗力で不良チッピングに至るかもしれません。また、摩擦過程に生じた震れで不良チッピングにも至るかもしれません。
5
ホイール回転速度と送りが大きすぎると、不良チッピングが発生するかもしれません。
6
冷却液に不純物が入ったら、不良チッピングが発生するかもしれません。
7
もちろん、お客様のツールにも関わっていて、ツール品質があまりにも良くないと、不良チッピングが発生するかもしれません。
8
ツールのクランプ方式は正しくないと、不良チッピングが発生するかもしれません。
それらをいちいち確かめて、チッピング原因にたどり着き、それなりの対策を取ります。また、ご不明のところがあれば、ぜひ気軽にお問い合わせください。