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9Cr18MoV(440B)ステンレスガイドレールの研削難問

2023-01-13

9Cr18MoVはマルテンサイト鋼に属する高級ステンレス鋼で、0.9% の炭素、18% のクロム、また、モリブデン、バナジウム、シリコン等も含んでいます。

9Cr18MoV の化学組成は次のとおりです。

ステンレス研削

9Cr18MoVの硬度は58~60HRCで、刃先保持性と耐摩耗性に優れ、耐食性も良好です。 主にステンレススライス、機械式切削工具、外科用ナイフ、耐摩耗性高い設備部品等に使用されています。

ステンレスガイドレール

9Cr18MoV の高硬度、良好な靭性、及び耐摩耗性が、その加工性能にも影響を与えるのはまさにそのためです。従来の研削ホイールと従来の処方で研削の場合、しばしば騒音が大きい、研削がたい等の問題が発生します。特にリニアガイドレールやマイクロガイドレールのワイヤー溝研削では送り量が多いため、研削ホイールには形状保持性と切れ味が求められます。 したがって、適切な砥粒と適切な硬度と組織度の選択は、優れた砥石を作るための重要なステップです。

当社は現在、多くの顧客とのコミュニケーションとテストを経て、グリーンシリコンカーバイドホイール(GC)と単結晶コランダムホイール(SA)、またはホワイトコランダム単結晶コランダム混合砥粒ホイール(SA &WA))、及びクロム コランダム単結晶コランダムハイブリッドホイール(PA&SA)を推奨しています。 砥石の切れ味を確保するためには、砥石の硬度を柔らかくする必要があります。